2013年4月20日土曜日

エジプト気球墜落動画



動画の文字起こし - ここから
エジプトで熱気球が炎上し、
日本人4人を含む19人が死亡した事故の瞬間と見られる映像です。
地元警察や目撃者の話から詳しい状況が分かって来ました。
気球は着陸しようとしていたところ、高さおよそ3mの地点で
気球と籠とをつなぐロープが何らかの原因で切れてバランスを失い
バーナーと燃料ボンベの位置がずれて引火、一気に数百m上昇した後、
ボンベが爆発し落下したと見られています。

動画の文字起こし - ここまで
※2013/02/27現在、事故原因はこれで確定したというわけではないようです。

当時、この気球には操縦士1人と客20人が乗っていましたが、
助かったのは操縦士と客1人、合わせて2人だけでした。
日本人観光客が4人乗っていましたが、残念ながら4人とも死亡しました。
動画を見る限り、上空で炎上しながら
球皮(浮力となる気体が入って膨らむ部分)が完全にしぼんでいますね。
そこからは、ほぼ完全な自由落下のようです。
落下し始めてから地面に到達するまでに8秒~10秒程度かかっているように見えますが、
8秒間の自由落下なら高さは約300mだったということになります。
(実際には、
これだけ大きな物なので空気抵抗が大きかったり
落下し始めた直後は
球皮にいくらか気体が残っていたりしたはずなので完全な自由落下とは言い難いかもしれませんが。)
この高さから落ちて生存者があったのは、不幸中の幸いです。
再発防止のために、引き続いて事故原因の究明に尽くしてほしいものですね。
なお、エジプト政府は原因究明のために、このバルーンツアーの営業を停止させており
将来的には廃止も視野に入れているそうです。
エジプトは観光産業国なので、今回の事故は大きな打撃になる可能性があります。